東京の大好きなデラカブ、有難うデラカブ。『三代目 葵マリーのここだけの話』ＳＭ＆マニアック｜マンゾク

大好きなデラカブ、有難うデラカブ。

とうとう終わっちゃいました。新宿DX歌舞伎劇場が３９年の歴史に幕を閉じました。令和元年。６月３０日。この日は忘れられない日になりそうです。デラカブが幕を降ろす最後の週は、踊り子さん達の週でストリップ劇場らしく幕を降ろすだろうから、行かなくても良いかな？なんて思ってたんだけど。前日から当日まで流れて来るデラカブ閉館のツイッターを見る度に居ても立っても居られなくなって、やっぱり行っちゃったよね。2019年7月2日更新

とうとう終わっちゃいました。
新宿DX歌舞伎劇場が３９年の歴史に幕を閉じました。

令和元年。６月３０日。
この日は忘れられない日になりそうです。

デラカブが幕を降ろす最後の週は、踊り子さん達の週でストリップ劇場らしく幕を降ろすだろうから、行かなくても良いかな？なんて思ってたんだけど。
前日から当日まで流れて来るデラカブ閉館のツイッターを見る度に居ても立っても居られなくなって、やっぱり行っちゃったよね。

デラカブに到着したのは２２時。
この時間でも場内に入りきれないお客様で溢れ返ってました。
熱気が凄かった。
私なんて背が低いから何も見えなかったよね。

ロビーで最後の瞬間を待つ間、色んな事を思い出して何度も何度も涙を堪えた。

この劇場からデビューした事、そのデビュー興行で初めて警察にお世話になった事、SM興行の内容で社長と揉めた事、何回、この階段を上がったり下がったりしたかな？
もぎりに立ってお客様に挨拶する事もないんだな、もうフライヤーを貼りに来る事もないんだな、ずーっとずーっと色んな事を考えてました。

そして。
最後のスカトロ大会の日に投光室に入ってくれた秋本社長、嬉しかったな。

今までの感謝の気持ちを込めて、最後の最後にステージに立って挨拶をした社長に花束を渡しました。

何年か前は、こんな日が来るなんて思っても見なかったし、ずーっとあると思ってた。

最後だから、と初めて入場券を買い、もう使わないから、とデラカブのピンク色の法被も頂きました。
もぎりに置いてあった、りゅ。のカレンダーは、このままだと廃棄されちゃうからと従業員の人が持って帰ってくれました。
終わりにする準備が悲しかった。

帰りにデラカブの入口にある看板にお別れをし、楽屋の入口で泣き崩れました。
もう二度と、この扉を開ける事はないんだな、もうこの急な階段を降りる事もないんだな、と悲しくて悲しくて、ここから動きたくないって思っちゃいました。

翌日から解体工事が始まるそうです。
次にデラカブの前を通る時は、きっと形が変わった状態になっちゃってるんだろうね。

私の歴史の中の大半を占めたデラカブ。
第二のお家の様にしていたデラカブ。
デラカブがあったお陰で沢山の人達に出会えたし、沢山、学ぶ事がありました。

デラカブのステージに上がれた事に感謝します。
いっぱい我儘を聞いてくれて有難うございました。
大事な素敵な思い出として、これからもデラカブは私の中に一生、残ってる事と思います。

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