私の家族
2025年2月1日 13:10
こんにちは 佐野ミラです ❄️ 1月に祖母が亡くなり、田舎ゆえの斎場と火葬場の少なさと順番待ちで、命日となった日から10日の間を経て、先日ようやく弔うことができました。 祖母はロシアとのハーフなので身体がとても大きい女性でした。 目も青くて綺麗でした。 ビー玉のように綺麗で、色白で。 老化で身体が縮んでも骨は丈夫で、火葬後骨が綺麗に残って出てきました。 火葬場のスタッフさんから、「とても骨太でいらして。この歳で女性となると骨壷は小さなものになるのですが、○○○(祖母の名前)様は成人男性用の大きな骨壷をご用意させていただいております。」と言われました。 関節も顎も歯も全て綺麗に残っていました。 私は祖母が大好きでした。 私を否定しないし、私を否定する母を窘めてくれたし、何より祖父と一緒に私と兄を育ててくれました。 曾祖母はロシア人で、曽祖父が一目惚れで娶ったそうです。 言葉はなんとか出来るようになったものの、読み書きは最期まで出来なかったそう。 曾祖母は祖母たちに自分と同じ思いをさせたくないと学業に力を入れていたようです。 東北の田舎町なのもあって、"女に学は不要。"という風潮が当時あったのです。 祖母は頭も良くて、料理も上手で、美人で、強くて、素敵な女性でした。 「いつか○○を大切にしてくれる、そういう当たり前のことが出来る人と結婚してね。」 私に言った祖母の最期の言葉でした。 祖父は亡くなる前によく「○○(私)の振袖姿が見たいのお。真っ赤な振袖を着てほしい。いつかは白無垢姿が見たいのお。○○(兄)は男じゃけえ、女を大切にせにゃあいけん。ワシはすぐ手が出てしもうた。ワシみたいになりんさんなや。でも…あいつ(祖母)のお陰で家は回っとった。ワシャ安心して仕事に行けた。 あいつの為にも、お前ら二人の晴れ姿を見る為にも、じゃけえ長生きせにゃいけんね。」と言っていました。 祖父は広島から山形へ仕事で来て、祖母に一目惚れし結婚したそうです。 愛する祖父を見送って20年。 大事にしていた犬2匹を見送って幾年。 今は天国で一緒に散歩でもしているのでしょうか。 ずっと雪に囲まれた寒い地域で暮らしていたから、今は暖かい所でゆっくり夫婦水入らず、愛犬2匹と過ごしていることを願います。 ひいおばあちゃんとも再会できているといいな。 ❄️ 佐野ミラ |