第5話
2025年3月2日 12:00
ムナカタに指定されたバーに行った 彼はカウンターでバーボンを飲んでいた。 私のバックには ハンカチに包まれた一本の釘が ひっそりと出番を待っていた。 ムナカタと言うその男は 父が失踪した原因を知ってるかのように 自信たっぷりに 「さて、釘の事ですが」 と言った。 彼は父が居なくなる前に 私に託した釘の事を知っていた。 私はバックからハンカチに包んだ釘を見せた。 まるで何かの儀式のように 彼はバーボンを飲み干して釘を触った。 「やっぱり」 と彼は言った 「これは値段が付けられないほどの財宝ですよ」 丁寧に釘を触った後、 ムナカタは 「これとまったく同じ釘を 実は私は持っているんです 良かったら私の家に来ませんか」 と誘った。 その誘いは断れないような 強い力で私の背中を押した。 ムナカタは釘を自分のポケットにしまった。 「あの返してください、釘」 と言うと、 「私の家でね」 と席を立った。 女の子ページへ http://365diary.net/eXNvd2pUL2svcHVydXJ1bi1rb21hY2hpX2t5b2Jhc2hpLzU1MDY5Mjg2 |
店長コメント
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