H.Gウェルズ様へ
2024年11月6日 23:31
こんばんは。お疲れ様です。 ニュートン最新号の医療分野のトピックで、 「マウスを生きたまま透明化」 という見出しを見つけました。 透明のマウス? どういうこと? って思ったかもしれませんね? つまり マウスのお腹を開かなくても、 内臓が丸見え!! って感じ…です!! スタンフォード大学の研究チームが、 生きたマウスの皮膚を透明化することに 成功した。と発表したそうです(9月に)。 透明化に成功したカギとなる物質は 「タートラジン」で、「黄色4号」と呼ばれていて、カレーやスナック菓子に使われています。 スゴイね! 毛を剃ったマウスの皮膚にタートラジンの 水溶液を塗ると皮膚が透明化して、皮膚を 透かしてその下の組織が容易に観察できたそうです! これは例えば、頭部に塗れば脳に走る 血管が見え、腹部に塗れば内臓が見える といった感じで、様々な場所で使えるそうです なぜ、生体組織の透明化ができたのでしょう? タートラジン自体は黄色の着色料なので、 なんか矛盾してる感じですね? これには 「クラマース・クローニッヒの関係式」 という工学に関連した数学的法則が関係しています(これについてはカットします)。 また、私たちが物体を視認できるのは、 その物体から放たれた光を見ているからです。 物体の中には、水やガラスのように色が 着いていないものもありますが、私たちは、 これを見ることができます。その理由の一つは、屈折率の違いです。そして、めっちゃ端折りますが、屈折率が似ていると物質は透明に 見えます。 つまり、タートラジン水溶液を塗ると、 その部分の細胞の屈折率が変わって 透明に見えるわけです (なんか分かりにくいね…)。 あのね、水もガラスも単体同士では 普通に見えますが、(水とガラスは屈折率が似ているので)水中にガラスを入れると (ガラスが)見えにくくなるのと 同じ原理です(何となく分かるかな)。 これね、SF好きな人はH・Gウェルズが 1897年(ですよね?)に記したSF小説 「透明人間」に出てくる、生物の細胞の 屈折率を空気の屈折率と一致させる、 特殊な血清を打つことで、自身の身体を 透明化した科学者の事を 思い出したかもしれませんね(笑) 127年前に言われとったのに…(笑) 最後まで読んでくださって ありがとうございます。 次回はなんと! 私、高倉が「タートラジン」を鶏の胸肉に 塗って、本当に透明化できるか、 実験してみますね! 凄くワクワクします♡ 楽しみです♪ それではまた… 高倉 洋子 |
店長コメント
「マンゾクを見た!」でご予約下さい!