橘始黄
2024年12月4日 22:57
七十二候が小雪の末候 〝橘始黄〟に変わり、 橘の実が黄色く 色づき始める頃と なりましたね こちら「橘」とは、いつも香り高く 冬でも艶々と青い葉を茂らせている 日本最古の柑橘類 『大和橘』のことですが、 古くは柑橘類の総称として 使われていたのだそうです。 古事記では海の遥か向こうにある理想郷 『常世の国』から伝わったとされる橘 〝永遠〟を喩える象徴として 大切にされていたのでしょう 京都御所にも『左近の桜』と共に 『右近の橘』が植えられています 五百円玉にも 橘の枝葉付きの果実が 左右に描かれていますね 『大和橘』は、酸味が強く 食用には向いていないのだそうですが 理想郷の味が 酸っぱいというのも なんだか奥深い意味が あるような気がします✨ |