出会いカフェ潜入レポート
未「性」年の主張、毎度お騒がせします
2007年全国で「出会い喫茶」を介して児童買春事件に至った事件は19件。愛知県ではそのうち13件と全国の半分以上を占めていた。というコトで今回は、出会いカフェにいる未成年の現状を調査。
見ての通り建物には看板もなく怪しげ…
問い合わせも多数
2008年4月に発覚した愛知県職員による児童買春禁止法違反事件や、東京・池袋の出会いカフェの摘発など何かと出会いカフェの存在は世間を騒がせており、読者からの問い合わせも多い。2008年4月の事件以降愛知県下の現状はどうなっているのだろう。調査員は市内某所にある出会いカフェに潜入してみた。
さっそく潜入すると、まずは初回のみの入会金を払う。だから次回からは低料金で楽しめるというもので、どちらかというと調査員の様な一見客よりも、遊びなれた感じのサラリーマンの方が店内には多かった。
店内は女のコの部屋と男性客用の部屋とに別れており、マジックミラー越しに男性客が自分好みの女のコを探すといった、出会いカフェではスタンダードなタイプだ。さらに女のコの部屋は18歳未満の部屋と18歳以上の部屋に別れていたので、さっそく調査員は18歳未満の部屋にいる女のコと別料金を払い2人きりで話をするコトに…。
低下するモラル…
「オープンから居るけどなかなか"指名"が無くて暇だったんだよ。お兄さんお金もってる? どこか遊びに行こうよ」少女の面影もまだまだ残した若い女のコは開口一番こう言った。指名という言葉に違和感を持ちながらも「お金は多少ならあるよ」と言うと女のコは待ってましたと言わんばかりに「じゃあとりあえずココ出よっ」と。女のコの方から誘って来たコトに正直驚いたが了承した。
2人で食事をしながらこの後どうするかを話していると「お兄さんカッコいいから1万円でホテルでも良いよ」などと言うではないか。なるほど、フーゾクなどで働けない18歳未満の未成年の女のコは始めから"出会い"を求めている訳ではなく、あくまで援交目的で出会いカフェにいたのだ。援交を断った瞬間から女のコが不機嫌になったのも頷ける。
このように未だ、愛知県では東京都の「デートクラブ営業条例」の様な出会いカフェ自体を取り締まる条例は無く、平成17年に施行された青少年保護育成条例で抑止するしか無いが、モラルの低下した青少年を守るのは法律では無く、我々大人の心がけ次第では無いだろうか。