デリヘル盗撮、画像流出深刻化…
ハイテク機使用でイタチごっこ? 進まぬ対策
最近、「Share」や「Winny」といったファイル共有ソフトからウイルス感染したり、悪質なユーザーがデリヘルでのプレイを盗撮し、
商用目的で流通させるといった事件が相次いで報道されているが、東海エリアでも盗撮の事情を聞くことができた。今回はその事情を緊急レポートだ。
盗撮ものの動画も数多く扱う
海外発の動画サイト
自宅に設置されたカメラは確認困難
数ヶ月前から、このエリアのデリヘルと噂されている盗撮もののデータがファイル共有ソフト「Share」を通じて、ウイルス感染、流出が大問題になっているという報道があったが、この盗撮問題に関してはデリヘル店も頭を悩ませている問題の1つだ。
「盗撮裏DVD流出事件のおかげで、女の子もやっぱり警戒しています」と、語るのは名古屋市のデリヘル「A」のMさんだ。Mさんによれば、ホテルなどへのデリバリーはまだしも、緊張するのはやはり自宅への出張だと語る。風俗のマニアの中には、以前からこのような盗撮マニアがおり、一部の悪質なマニアは部屋に何箇所も小型CCD(超小型カメラ)を仕掛けてそれを編集、個人として楽しむ他、撮影者本人の顔を加工した上で、裏DVDとして流出させる人もいるというので、始末が悪いという。年々、こうしたCCDなどは高性能になる傾向があり、隠しやすく、またバレにくいということもあり、まさにイタチごっこの状態が続いている
発見次第罰金も…各店で異なる対応
「プレイに集中できないし、親バレすると困るからマジで止めてほしい」と語るのは、前出「A」に在籍するBちゃんだ。Bちゃん自身は被害に遭ったことはないというが、Bちゃんの友人で風俗ギャルのCちゃんは実際、盗撮被害に遭遇しそうになったそうだ。
Bちゃんによれば、Cちゃんを指名してきた40代ぐらいのお客が、ホテルに入るなり、カバンの位置を何度も変えたりすることを不審に思い、詰問すると男が白状し盗撮が発覚したという。すぐさま、お店のスタッフを呼んだCちゃん。このお客さん了承のもと、カバンから小型CCDを発見。中にあったデータを没収し、二度とこうしたことをしないという念書を書かせて事なきを得たとのことだ。それ以来、BちゃんもCちゃんも警戒モードになってしまっているという。
このように、業界全体を悩ませる盗撮問題だが、やはり最低限のモラルは当然求められる。盗撮という行為が卑劣であることを悪質なユーザーは自覚するべきだろう。